Facebook・Twitter・LINEが続々アップデート!広告・新機能に関する最新情報をまとめました。
2014/06/19
先週立て続けに3つのSNSで気になる新情報が発表されました。
先週、Facebook・Twitter・LINEは立て続けに新たな発表をしました。
Facebookには、ユーザーのFacebook外でのウェブ閲覧履歴を利用した広告のターゲティングが追加されます。
Twitterは、自社サイトを閲覧したユーザーに広告を表示できる『Tailored Audience』の簡易化を発表しました。
そしてLINEでは、セールスフォースと提携し、LINE公式アカウントでユーザーの年齢や性別などの属性別に最適化されたメッセージの配信ができるようになります。
今回の記事では、この3つのSNSの動向をご紹介します。特にFacebookがこれまでにない動きを見せているので注目です。
■目次
Facebook・Twitter・LINEそれぞれ動向・新発表まとめ。
1.ユーザーにとってより「興味のある」広告を-Facebook
2.自社サイトを訪問したユーザーに広告を表示-Twitter
3.ターゲット属性を絞ったメッセージ配信が容易に!-LINE
Twitter
昨年の12月頃にTailored Audienceが追加されましたが、今回のアップデートにより、ウェブサイトにTwitterのコンバージョントラッキングを設定している場合、簡単に自社サイトの訪問者をTwitter上でトラッキングし、広告を表示できるようになりました。 ※上の画像の注釈: 1.@SoCalSurfCoアカウント(サーフボード屋)の広告UIでウェブサイトタグを作成 2.ウェブサイトタグをホームページに設置⇒Twitter広告からのコンバージョンの測定・リマーケティング用の対象ユーザーの形成が可能に 3.ユーザーがサイトを訪問 4.後程そのユーザーのTwitterタイムラインにSoCalSurfCoプロモアカウント広告が表示される
現時点では、今回ご紹介した以上の情報はまだ出ていません。 元々LINEビジネスコネクトでは、導入企業側がシステムを開発して顧客データの管理などをすれば、個別ユーザーに対して最適化されたメッセージを送信することは可能でした。 しかし、自社で開発・導入のハードルが高かったため、今回のセールスフォースとの提携でそこが一気に簡易化されることとなります。 こちらの新機能を使った場合の値段の変化など、まだまだ気になる点も多いので、今後もウォッチしていきます。
以上、『Facebook・Twitter・LINEが続々アップデート!広告・新機能に関する最新情報をまとめました。』でした。
ユーザーにとってより「興味のある」広告を-Facebook
Facebookは現地時間の6月12日に、広告に関して2つの新機能を発表しました。ウェブの閲覧履歴も広告のターゲティング属性に追加
1つは、ユーザーのウェブでの閲覧履歴も広告のターゲティングの属性として使われるようになる、というものです。 例えば、新しいテレビを買いたいと思っている人が、ネットでテレビについて検索をしていたら、そのユーザーにFacebook上でテレビに関する広告を表示することができる、という仕組みになります。 この新しいターゲティング機能は、「近々米国で利用可能になる」ようです。 これまでは、Facebookに登録されているユーザー情報や、いいね!などのアクションの履歴がFacebook広告を絞り込む属性として使われていましたが、今後はウェブ上全ての活動が対象になります。それぞれの広告が自分に表示される理由を確認できる
さらに、Facebook上で表示される広告に対してユーザーが『なぜこの広告が自分に表示されるのか』確認できるようになります。▼赤枠で囲った箇所が『なぜこの広告が表示されるの?』ボタン(画面左)
上記の画像の例では、広告が表示される理由として:
・広告主は『テレビ』に興味がある人をターゲットにしている
・この『興味』はFacebook上でのページのいいね!やクリックしたFacebook広告に基づいている
と説明されています。
広告に関するフィードバックも送信できる
広告が自分に表示される理由の他にも、 ・この広告を見たくない ・このページからの全ての広告を隠したい ・この広告は有益である という3種類のフィードバックも送信できるようになっています。 より自身と関連性の高い広告表示に繋がりそうなこちらの広告管理機能も、まずは近々米国のユーザーから適用が開始されます。自社サイトを訪問したユーザーに広告を表示-Twitter
Twitterは米国時間の6月11日に、自社サイトを訪問したユーザーに広告を表示できるTailored Audienceの簡易化を発表しました。1.Tailored Audience(テイラードオーディエンス)とは?
Twitterの公式広告パートナーに自社サイトのブラウザ情報を共有して、自社サイトを訪問してくれた人にTwitter上で広告を表示することができる機能です。2.Twitterのコンバージョントラッキングはどんなの?
ウェブサイトにトラッキングコードを設置することで、Twitter広告を見てサイトに来てくれた人数などの、広告の成果を報告してくれる機能です。 ※コンバージョントラッキングに関しては、Twitterのヘルプセンターもご参照ください。つまり…
今回のアップデートにより、コンバージョントラッキングコードを設置していれば、サイト訪問者にTwitterで広告を表示できるようになります。 …と、簡単に紹介しましたが、おそらく頭に「?」が浮かんでいる方も多いかと思います。Twitter広告に関しては、Tailored Audienceやコンバージョントラッキングが少し複雑なので、後日またTwitter広告に関する詳しい記事を発信する予定です。ターゲット属性を絞ったメッセージ配信が容易に!-LINE
LINEは6月10日、セールスフォースとの業務提携を結んだことを発表しました。 LINEの公式アカウント向けに提供されているLINEビジネスコネクトと、セールスフォースの提供するSalesforce ExactTarget Marketing Cloudが提携することで、LINEメッセージ配信の最適化が大きく進みます。 ※LINE公式アカウント・ビジネスコネクトについては、こちらの記事もご参照ください。Salesforce ExactTarget Marketing Cloudとは?
Salesforce ExactTarget Marketing Cloudは、顧客のウェブ閲覧履歴などを基に、顧客ひとりひとりに最適化されたメッセージ配信が実現できるCRMサービスです。メッセージを完璧なタイミングで配信できるように!?
そんなサービスと提携することで、LINEの公式アカウントでは、例えばユーザーのアクティブ率の最も高い時間にメッセージを配信する、なんてことが可能になりそうです。 これまではユーザーの生活パターンの分析などをして、配信時間を判断する必要がありましたが…その必要もなくなってしまうかもしれません。現時点では、今回ご紹介した以上の情報はまだ出ていません。 元々LINEビジネスコネクトでは、導入企業側がシステムを開発して顧客データの管理などをすれば、個別ユーザーに対して最適化されたメッセージを送信することは可能でした。 しかし、自社で開発・導入のハードルが高かったため、今回のセールスフォースとの提携でそこが一気に簡易化されることとなります。 こちらの新機能を使った場合の値段の変化など、まだまだ気になる点も多いので、今後もウォッチしていきます。
以上、『Facebook・Twitter・LINEが続々アップデート!広告・新機能に関する最新情報をまとめました。』でした。
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