「Buzzfeed」や「NowThis」……海外でイケてる分散型メディアのPVに代わる効果測定指標とは何か
2016/02/24

- ■目次
1.Buzzfeedが大事にする「Content Views」とは
2.なぜ「PV」から「Content Views」なのか
3.Buzzfeed以外のメディアではどうなのか
4.まとめ
■1.Buzzfeedが大事にする「Content Views」とは


(参考:http://www.buzzfeed.com/daozers/how-buzzfeed-thinks-about-data-and-some-charts-too#.omm8pLYll)
例えば動画においては、YouTubeやFacebook、InstagramやTwitter、Snapchatでの再生回数となります。しかし、それぞれのプラットフォームにより、アップロードできる動画の尺が違うため、アップロードした動画の尺に対してどれくらいの視聴時間だったのかを確認し、Content Viewsとして算出しています。 動画と同じように画像ではFacebookやInstagram、Twitter、Snapchatでのクリック回数などがContent Viewsとして計算されているのです。■2.なぜ「PV」から「Content Views」なのか

(参考:http://www.buzzfeed.com/daozers/how-buzzfeed-thinks-about-data-and-some-charts-too#.omm8pLYll)
従来のメディアでは自社のサイトに集客をし、そのサイト上でどれくらい見られたのかを図る「PV」を重要視していましたが、Buzzfeedなどの分散型メディアにおいては自社サイトに集客することは重要視されておりません。 というのも、Buzzfeedでは「読者に来てもらうのではなく、読者がいる場所に我々のコンテンツを届ける」という考えを重視し、運営されているからです。 そのため、効果計測する上では、コンテンツが置かれる場所で算出される数字ではなく、純粋なコンテンツの視聴数である「Content Views」という指標に行き着いたのです。 その効果測定指標のを軸に運営した結果、BuzzfeedのGoogleからの検索流入は全体の2%となっており、従来の多くのメディア運営のものとは真逆を行く数値を出しています。 また、ビジネスモデルにおいても従来との違いがあり、これまでは無料会員から有料会員にする課金型の収益モデルや自社サイトのバナー広告やアドネットワークのクリック数から収益を上げる流れでした。 しかしBuzzfeedでは課金型を志向せず、ネイティブ広告を主要な収入源とすることから、とにかく数を稼ぎ、広告で儲けるという発想で運営されています。 そうした状況からPVを指標にするのではなく、Content Viewsを指標に運営するようになりました。■3.Buzzfeed以外のメディアではどうなのか
これまでBuzzfeedにおける効果測定指標をご紹介してきましたが、他の分散型メディアではどういった指標を元に運営しているのでしょうか。
■4.まとめ
これまでPVを稼ぐことを指標としていたメディアでは、「ページング」や「もっと見るボタン」など、様々な施策を講じて数値を伸ばしてきました。 しかし、昨今ではWeb上にコンテンツが溢れかえるようになり、ユーザーがコンテンツを取捨選択できなくなりつつある今、メディアはPVという見かけ上の数値を追いかけるのではなく、しっかりユーザーに対して最適な形でコンテンツを届け、視聴してもらうContent Viewsといった指標に目を向けていく必要があるのではないでしょうか。▼ガイアックス提供サービス一覧
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