【事例つき】徹底解説!Twitter広告の種類・メリット・有効な活用方法とは?

2023/03/09

Twitter広告の全て


さまざまなフォーマットを選択でき、少額からでも出稿できるのが魅力のTwitter広告。2021年4月にはTwitter広告プロダクトの全体的な再分類とリブランディングが実施され、新カテゴリーも登場しました。今回は、リブランディングにより刷新された内容も含めた出稿方法や設定、種類、事例などを解説していきます。


※Twitter広告の成果を改善したい方はこちらの記事がおすすめです。

Twitter広告の成果を最大化! 「勝ちパターン」を徹底解説


※更新履歴

2023年3月:最新情報をもとに加筆修正しました。

2021年8月:最新情報をもとに加筆修正しました。

2018
年5月:最新情報をもとに加筆修正しました。

2017年2月:
広告クリエイティブについて加筆しました。


【無料】Twitterなど、主要SNS活用ポイントや事例資料の一覧へ ≫


    ■目次


  1. Twitter広告とは

  2. Twitter広告のメリットを生かせる有効な活用方法

  3. Twitter広告の種類と表示される場所

  4. Twitter広告の出稿方法

  5. Twitter広告の設定

  6. Twitter広告のクリエイティブ、入稿規定について

  7. Twitter広告の国内事例と効果

  8. まとめ


1. Twitter広告とは


Twitter広告とは、タイムラインやトレンド欄など、Twitter内に表示される広告です。「フォロワー数の増加」や「特定のツイートのリーチ上昇」、「外部サイトへの誘導」「情報拡散」などの目的で利用されます。



Twitterのユーザー数やユーザー層


Twitterのユーザー数は全世界で約3億3,000万人、日本国内では約4,500万人と発表されています。


もっとも利用している年齢層は、若年層(10~20代)であり、30~40代の利用率が60%前後なのに対し、20代は80%近い利用率となっています。よってTwitter広告は、特に若年層へのアプローチを見込んで活用していくことになります。


2次拡散が狙えるのが特徴


Twitter広告の大きなメリットとして、2次拡散に対しては課金が発生しないという点があります。


2次拡散とは、広告が表示されたユーザーがその広告にリツイートや返信などの反応をすることで新たなユーザーに広告ツイートが拡散されること。


Aという人がある広告をリツイートした場合(選択していた課金形態によりますが)そのリツイートは課金対象になるものの、Aさんのリツートを見たBさんがさらにリツイート等の行動を起こした場合、そのリツイートは課金対象になりません。


2次拡散以降からは課金が発生しないため、2次拡散がされればされるほど広告効率が高まり、最終的に広告費を抑えることができます。


 


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2. Twitter広告のメリットを生かせる有効な活用方法


Twitter広告の概要はおわかりいただけたかと思います。しかしながら本当に気になるのは、「自社がTwitter広告を使うべきなのか」ですよね。


一口にTwitter広告と言っても活用方法は幅広く、「これは合う、これは合わない」という風には言いにくいのですが、以下の3つのポイントを基準に考えることで、向いているかどうかを簡易的に判断できます。


1.ターゲットが10-40代前半男女か


記事の冒頭でもデータをご紹介したとおり、Twitterのコアユーザーは10代~40代前半くらいの層、特に20代が最も多くなっています。


ターゲットがその層とかぶっていない場合、そもそも広告の対象となる母数が少なくなってしまうので、広告の効果を出しにくいと言えます。逆に若年層がターゲットであれば、非常に有効なプロモーション手法になりえます。


2.話題性のある商材か


Twitter広告をより効果的なものにするために考えたいのが「2次拡散」。


これを狙うためには、商材やサービスに話題性があるのが好ましいです。もちろん商材そのものに話題性がなかったとしても、広告キャンペーンの内容によって話題性を高めることもできます。


3.(ビジュアルより)言葉のインパクトがあるクリエイティブが作れるか


たとえば純広告やその他のSNS広告と比較して、Twitter広告では言葉のインパクトやおもしろさが成果を出すうえで重要になる傾向があります。どれほどフォトジェニックな商材であっても、ビジュアルに訴えかけるだけでは不十分。言葉の表現を工夫する必要があります。


もちろん商材の話題性と同様、商品名そのものにインパクトがないとしても、キャッチコピーなど広告キャンペーンの内容を工夫することでインパクトを出すこともできます。独自のハッシュタグを活用するなどの手法も考えられます。


3. Twitter広告の種類と表示される場所


現在、Twitter広告は、5つのカテゴリーに分けられます。



  1. プロモ広告

  2. フォロワー獲得広告

  3. Twitterテイクオーバー

  4. Twitterライブ

  5. Twitter Amplify



画像引用:https://business.twitter.com/ja/blog/announcing-rebranded-ad-suite.html


なお、2021年4月のリブランディングにあたり、各広告の名称が以下のように変更されています。旧名称で覚えていた方はご注意ください。



①プロモ広告


プロモ広告はTwitter広告のメインとなるもので、ツイートを広告として配信する形式です。プロモ広告には「プロモーション」というラベルが表示されますが、通常のツイートと同様にリツイートや返信、いいねをつけることができます。


また、タイムライン上だけではなく、検索結果上部やトレンドテイクオーバーをクリックして表示された検索結果、特定のアカウントのプロフィールに表示されるもことがあります。


▼PCの場合



▼スマートフォンの場合



②フォロワー獲得広告(旧プロモアカウント)


フォロワー獲得広告(旧プロモアカウント)は、広告主のアカウントをフォローしていないユーザーに対してアカウントをプロモーションし、フォローを促す広告です。


主にタイムライン右上のおすすめユーザー欄に表示されます。そのほかにも、関連性が高い(広告主のアカウントに興味を持つ可能性が高い)ユーザーと判断された場合には、そのユーザーのタイムライン、検索結果などのさまざまな場所に広告が表示されます。


▼PCの場合



▼スマートフォンの場合



③Twitterテイクオーバー(旧プロモトレンド)


タイムラインや「話題を検索」タブの目立つ部分にハッシュタグや動画などが表示される、多くのリーチやTwitter上での話題化が見込める手法です。


タイムラインテイクオーバーを使うと、ユーザーが見る1日の最初の広告として、タイムラインの一番上に表示されます。トレンドテイクオーバーとトレンドテイクオーバープラスは、トレンド欄に表示されます。トレンドテイクオーバープラスは、動画クリエイティブを活用する形式であり、より注目度を高められます。


▼PCの場合(トレンドテイクオーバー)





▼スマートフォンの場合(トレンドテイクオーバー)



④Twitterライブ


Twitterライブは、ライブ動画配信ができる広告形式です。動画広告のような形式でライブ配信を広告として配信するほか、「イベントページ」と呼ばれるライブ配信専用ページの開設も可能であり、イベントページを利用すると、特定のハッシュタグをつけたライブ配信に関するツイートを一覧で表示させながらライブ配信を届けることも可能になります。



⑤Twitter Amplify


主に大手メディアなどのパブリッシャー系アカウントの動画コンテンツの再生開始前に、プレロール動画として広告を配信する機能です。広告主のブランドに合った関連性のあるパートナーの動画コンテンツに動画広告を配信することにより、ターゲットから関心を持たれる可能性を高められます。


AmplifyプレロールはTwitterが提携する200以上の動画パブリッシャーのいずれかのコンテンツに広告を配信、Amplifyスポンサーシップは、指定した特定のパートナーのコンテンツ内に動画広告を配信します。



補足:ブースト機能について


2022年9月末頃に追加された「ブーストする」というボタン。


この機能は任意のツイートをそのまま広告のように他のユーザーのタイムラインに表示することができます。


こちらは有料機能で、表示日数と表示目安人数を設定して費用を調整することが可能です。


一般のアカウントでも簡単にできるようになっていますが、「ブーストする」が表示されるユーザーとされないユーザーが存在し、「ブーストする」をタップしてもエラーが発生するという声も多く挙がっており、まだ試験的な導入に止まっていると考えられます。


現状、Twitter公式のヘルプセンターでも「ブースト」に関してはヒットしないため、まだ疑問点が多く中長期的な活用には不安が残ります。


4. Twitter広告の出稿方法


ほかの多くのSNS広告同様、Twitter広告についても、広告主自身がターゲティングや料金などのさまざまな設定をカスタマイズできるセルフサービス方式を採用しています。コツを押さえれば誰でも簡単にビジネスのゴールに沿った精度の高い広告を出稿できます。


以下で広告の出稿について、広告アカウントの開設方法や満たすべき要件を解説します。


Twitter広告アカウントの開設


Twitter広告の出稿を始めるには、Twitterアカウントが必要です。広告を出稿したいアカウントにログインし、いくつかの設定をおこなうと、広告アカウントを開設できます。


以下の赤枠部分をクリックするとアカウント設定画面に遷移するので、指示に従って国やタイムゾーン、クレジットカード情報などを入力します。そうすると、広告キャンペーンを作成できるようになります。



セルフサービス式Twitter広告の管理方法や管理画面の使い方、広告作成方法などの詳細は以下の記事でご確認いただけます。

誰でも出稿できる!セルフサービス式Twitter広告運用ガイド


Twitter広告への参加資格


①Twitterサポート対象国・言語である


大前提ですが、Twitterがサポートしている国、また言語でなければ広告に参加できません。日本および日本語はすでにサポートされているので、国内向けには問題がありません。海外向けの広告である場合は、事前にTwitterのサポート対象国・言語であることを確認してください。


以下のURLで確認できます。

Twitter広告への参加資格について


②ある程度のTwitter使用歴がある


新規アカウントの場合、Twitter広告を利用して広告の掲載ができるまでの審査に時間がかかることがあります。アカウントを作成して日が浅い場合は注意が必要です。


公開アカウントである


凍結されたアカウントや削除されたアカウントでは参加できないというのは当然ですが、同様に「非公開アカウント」、いわゆる「鍵付きアカウント」でも参加することができません。


デフォルト設定では自動的に公開になっていますが、もし非公開アカウントになっている場合は「設定」から「公開」に変えましょう。


④アカウントのプロフィールが正しく記入されている


プロフィール欄に空白がある、もしくは正しく埋まっていない場合にも、参加資格が得られないことがあります。特に、プロフィールおよびヘッダー画像にGIF画像が使用されていないこと、自己紹介欄に宣伝したいビジネスに関する正確な記述と、URLがあることは最低条件となります。


5. Twitter広告の設定


広告の設定で重要なのは、キャンペーンの目的を明確にすることと的確なターゲティングを心掛けることです。ここでは、Twitter広告の料金出稿目的と課金方式、ターゲティング項目についてお伝えします。


Twitter広告の料金


Twitter広告の料金は、事前に設定した課金対象となるアクションの発生ごとに支払う形となっています。つまり、広告を掲載しただけでは料金は発生せず、その広告がユーザーに見られる、もしくは見た上で何らかのアクションをとったときに初めて料金が発生するシステムです。どのアクションに対して課金するかは事前に設定するようになっており、詳細は後述しますが計8種類あります。


料金は明確にいくら、とは決まっておらず、オークション形式が採用されています。自分自身や、競合企業が設定した予算や入札額、広告の質等によってリアルタイムに金額が変動していきます。


よって事前に具体的な見積もりを出すことはできませんが、広告は事前に設定した予算と入札額によって掲載されるため、あらかじめ1日あたりや全体の予算設定をしておけば予想外に膨大な費用になるということはありません。最低利用額、最低利用期間もないので、料金においてはかなり自由度が高い広告といえます。


自動入札と上限入札単価


自動入札とは、予算に応じた最適な入札額が自動的に設定される入札方法です。予算の範囲内でできる限り多く広告が掲載されるよう入札額が自動で設定されます。初期設定では「自動入札」になっています。


しかし自動入札の場合、クリックあたりの単価が高くなりすぎてしまうケースがあるため、Twitterは「上限入札単価」に切り替え、80~100円程度の入札を推奨しています。


上限入札単価とは、「事前に設定したアクションを達成した際にかかる費用」の入札額で、手動で設定できます。つまり、目的のアクションが1件達成されるにあたり、いくらまで払えるか自分で設定できる機能です。


キャンペーン目的と課金方式


選択できるキャンペーンの目的は、マーケティングファネルに沿って「認知」「検討」「コンバージョン」の3つに大別されており、全体で8種類から選択できます。



画像引用:https://business.twitter.com/ja/advertising/campaign-types.html


キャンペーンの目的と、課金対象になるアクションをまとめると、以下のようになります。



リーチ



できるだけ多くのユーザーにリーチしたいときに選ぶ目的です。設定した予算及びオーディエンスの範囲内で、可能な限り最大リーチ数を目指します。課金はCPM(インプレッション1,000回あたり)で発生し、コンバージョンなどのエンゲージメント数は広告費に影響しません。


動画の再生数



動画の視聴を最大化するためのキャンペーンです。広範囲のリーチと動画へのエンゲージメントが同時に期待できます。料金はキャンペーンにより増加した動画の再生数に対してのみ発生します。入札単位は、



  • タイムラインで動画の画面が50%表示されている状態で、2秒間視聴された

  • フルサイズ表示(全画面表示)で3秒間視聴された

  • 6秒以上再生された


のいずれかから選択できます。再生が発生しなかったインプレッションは無料です。


プレロール再生数



プレロール動画とはTwitter社と提携している200以上のコンテンツパートナーの動画の本編の前に再生される動画広告のことです。ビジネスの業種や広告動画の内容に合うパブリッシャーのタイプを事前に選択し、最も関連性の高いパブリッシャーのビデオコンテンツと連動させることで、広告の効果を最大化できます。


プレロール再生数のキャンペーンでは、選択した広告グループの目標に基づいて支払金額の指標が自動的に更新されます。


アプリのインストール数



アプリのインストール数を増やすためのキャンペーンです。Twitter広告のターゲティング機能を使えば、効果的にアプリに興味のありそうな新規ユーザーへアプローチできます。


料金は利用者がApp StoreまたはGoogle Playストアのインストールページにつながるリンクをクリックした数に対して発生します。


ウェブサイトのクリック数



Webサイトへの流入数を増やすためのキャンペーンです。自社商品やビジネスに興味のありそうな層をターゲティングし、Webサイトへ誘導するのが狙いです。コンバージョンを増やしたい場合もこちらを選択します。Webサイトのリンクがクリックされるごとに料金が発生します。


エンゲージメント



ツイートのエンゲージメント(いいねやリツイート、返信、プロフィールへのアクセス、リンクのクリックなど)を増加させるキャンペーンです。ユーザーからのアクションが課金ポイントになるため、リーチを目的とする場合と比較すると、よりユーザーの印象に残ったり、注目を集めることができるといえるでしょう。


料金はプロモツイートで獲得したエンゲージメント数に対して課金されます。インプレッション(広告表示)だけでは課金されず、また初回以外のエンゲージメントなどにも料金は発生しません。


フォロワー数



フォロワー数を増やすことを目的としたい場合に選択します。ユーザーがアカウントをフォローしてくれれば、その後も継続的に自社のツイートを目にしてもらえる可能性が高まります。一時的な話題化やリーチ拡大を狙う以上に長期的な関係を築きたい場合、フォロワー獲得を目的としたキャンペーンがフィットするでしょう。


このキャンペーンでは1人単位で料金が発生します。つまりフォロワーがひとり増えるごとに課金される形式です。


アプリのリエンゲージメント数



アプリの利用を促すためのキャンペーンです。アプリを開くためにクリックした数に応じて費用が発生します。新規ユーザーの獲得や、既存のアプリユーザーに起動をうながすことができます。


ターゲティングできる項目


Twitter広告では以下の項目をもとにターゲティングできます。



オーディエンスの特性


地域ターゲティング

ターゲットが居住している地域を元にしたターゲティングです。


・言語ターゲティング

ユーザーが設定している言語や普段のツイートで利用している言語を指定するターゲティングです。現在利用できるのは、以下の30言語です。



出典:https://business.twitter.com/ja/help/campaign-setup/campaign-targeting/geo-gender-and-language-targeting.html


・性別ターゲティング

性別を指定するターゲティングです。


・年齢ターゲティング

年齢を指定するターゲティングです。基本的にはプロフィールに入力した誕生日情報によって判断され、その情報が入力されていない場合はフォローしているアカウントや興味関心などのユーザー属性に基づいて推測されます。


・端末ターゲティング

OSや端末の種類などを指定するターゲティングです。


オーディエンスタイプ


・キーワード

検索やツイート、反応を示したツイートのキーワードを元にするターゲティングです。得敵のキーワードへの興味関心を持つ可能性が高いユーザーを、ターゲットとして追加、もしくは除外できます。


・フォロワーが似ているアカウント

特定のアカウントのフォロワーと興味関心が似ているユーザーにリーチします。ターゲティングするアカウントを設定し、そのフォロワーや近い関心を持つユーザーをターゲティングできます。


・ツイートにエンゲージメントしたユーザー

過去に発信したコンテンツの閲覧やエンゲージメントを元にしたターゲティングです。オーガニック投稿、プロモーションによるアプローチ、どちらもターゲティングの対象として利用できます。


・興味関心

興味関心を元にするターゲティングです。25種類の興味関心カテゴリーと、350種類のサブトピックから選択できます。


・映画とTV番組

特定のテレビ番組や映画に反応したユーザーにリーチできるターゲティングです。


・イベント

Twitter広告のイベントカレンダーにあるイベントを選択し、そのイベントに関心を持っていたり、参加していたりするユーザーをターゲティングします。


・会話トピック

特定の会話トピックについてツイートやエンゲージメントをしたユーザーにリーチします。トピックは、25カテゴリーの10,000種類以上から選択できます。


自社のビジネスのオーディエンス


・フォロワーターゲティング

アカウントの既存フォロワーを対象にするターゲティングです。


・カスタムオーディエンス

既存のフォロワーや、自社で所有している見込み顧客のリストなどのマーケティング用の顧客リスト(CRMリスト)を使い、関連性の高いユーザーに対してアプローチするターゲティングです。


ターゲティングについてより詳細に知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

【Twitter広告】ターゲティングの種類とカスタムオーディエンス機能の活用方法


Twitter広告のポリシーについて


ユーザーメリットを考えて出稿していればまず違反することはありませんが、Twitter広告ポリシーはチェックしておきましょう。


ここでは、出稿が禁止および制限されている製品・サービスカテゴリーや禁止行為などをまとめてご紹介します。

Twitter広告ポリシー


Twitter広告の出稿が禁止されている製品・サービスのカテゴリー


以下のカテゴリーに属する商品・サービスは、Twitter広告を出稿できません。



  • 成人向けまたは性的な製品およびサービス

  • 薬物および薬物関連品

  • 著作権を侵害するコンテンツ

  • 絶滅危惧種を使用した製品

  • ヘイト表現を伴うコンテンツ

  • 違法な製品およびサービス

  • スパイウェアおよび違法なハッキング

  • 政治に関するコンテンツ

  • 18歳未満または未成年者に禁止されているコンテンツ

  • 国営メディア

  • タバコとタバコ用品

  • 不正なチケット販売

  • 武器、および武器に関連する用具


Twitter広告の出稿が制限されている製品・サービスのカテゴリー


以下のカテゴリーに属する商品・サービスは、Twitter広告が制限されます。



  • アルコール関連のコンテンツ

  • 金融商品およびサービス

  • 賭博関連のコンテンツ

  • 健康および医薬品に関する製品とサービス


その他、注意すべき点


以下、その他Twitter広告の出稿において注意すべき点です。


差別的なターゲティング

Twitter広告では、広告主がターゲティングツールを使用する際、法的に守られるべき特定のカテゴリーに属する人を不当に差別することを禁止しています。


例えばアメリカ、カナダなどでは住宅、金融などの業種において性別、人種、宗教などを指定して差別的な営業活動を行うことを禁止されています。この場合、たとえ上記のターゲティング方法がTwitter広告に存在する機能であっても、出稿は禁止されます。


慎重な扱いを要するカテゴリーのターゲティング

下記のカテゴリーは、慎重な扱いを要するカテゴリーとして、Twitterではターゲティングの対象に指定できません。



  • 犯罪疑惑または実際の犯罪への加担

  • 健康

  • 思わしくない経営状態または財政状況

  • 人種または民族

  • 宗教、信仰、または哲学的信念

  • 性的指向

  • シスジェンダー(非トランスジェンダー)以外の性同一性

  • 支持政党や政治的信念

  • 労働組合員資格

  • 遺伝子データや生体データ




ポリシーに違反した場合は差し止めになる

広告主がTwitter広告ポリシーに違反した場合、原則としてTwitter広告プラットフォームから排除されます。


6. Twitter広告のクリエイティブ、入稿規定について


Twitter広告のメリットは「拡散されること」です。そのメリットを十分に活かすために、ツイート文と画像や動画を効果的に利用し、よりユーザーに反応してもらえるようなクリエイティブを作りこみましょう。


なお、2021年5月より縦長のサムネイルをタイムラインで表示できるようになり、アプリ版Twitterの広告では縦長画像のクリエイティブも最近増えてきています。入稿規定に沿うのはもちろん、広告配置場所、ターゲットがよく利用しているデバイスでの画面占有率なども含めてクリエイティブを検討する必要があります。


各クリエイティブの形式と、入稿規定やクリエイティブのポイントなどを解説していきます。


関連記事:Twitter投稿に最適な画像サイズとは?PC版・スマホ版では比率が違うので要チェック!



以降、画像は以下より引用:

https://business.twitter.com/ja/help/campaign-setup/creative-ad-specifications.html


プロモ広告


①画像広告



1枚の画像を使用して広告を配信します。簡単に作成でき、複数の目的に利用できます。


■入稿規定

画像サイズ:画像のみの広告の場合、横サイズは最低600ピクセル以上、1200ピクセル以上が推奨。リンクなどをつける画像広告の場合、縦横比1.91:1の場合は横800x縦418ピクセル、縦横比1:1の場合は横800 x 縦800ピクセル(最大3MB)


文字数:280文字以内(日本語全角の場合は140文字以内)。23文字分はリンクに使用されます。


サイト名:ウェブサイトリンクがある場合は70文字以内(ただし一部が見切れる場合があるため、ほぼすべての端末でタイトル全体が表示される50字以内を推奨)


 


②動画広告



動画クリエイティブを活用する広告形式です。


■入稿規定

推奨サイズ:最小サイズ600x 600 (推奨1200x 1200ピクセル)


アスペクト比:2:1~1:1に対応しているが、1:1推奨(横型だとタイムライン上で正方形にレンダリングされる)

ファイルサイズ:1GB未満推奨


ファイル形式:MP4またはMOV


動画の長さ:15秒以内。Webサイトのクリック数キャンペーンでは、最長2分20秒以内(広告主によっては、最長10分まで延長できる場合がある)


ツイート本文: 280文字以内(日本語全角の場合は140文字以内)。23文字分(すべて日本語の全角文字にした場合、12文字分)はリンクに使用されます。


タイトル(ビデオの下に表示): 70文字以内(50文字推奨)


③カルーセル広告



複数のカードをスライドして見ることができるクリエイティブ。ストーリー性を伝えたり、複数の商品をショーケースしたりする際に便利で、最大6つの画像や動画を使用できます。


■入稿規定

スライドの数:2枚~6枚(画像または動画)


アスペクト比:1.91:1または1:1の画像素材(1つのカルーセル内ではアスペクト比を統一する必要がある)


リンク:すべてのカードで1つのWebサイトまたはアプリリンクを割り当て(複数は不可)


④モーメント広告



一連のツイートを作成し、まとめてプロモーションできる広告形式です。まとめ記事のようなかたちの一連のツイート群がひとつのカードとして表示され、クリックすると関連するツイートを見ることができます。


公式サイトでは入稿規定の記載がありませんが、基本的にはリンク付きの画像広告などに近い入稿規定になると予想されます。


⑤テキスト広告



簡単なテキストのみで作成できるシンプルな広告です。過去に拡散されたツイートをさらにオーディエンスに広めたり、自然にユーザーのタイムラインに表示させたいときに便利です。


■入稿規定

文字数:280文字以内(日本語全角の場合は140文字以内)。23文字分(すべて日本語の全角文字にした場合、12文字分)はリンクに使用されます。


⑥Twitterオーディエンスプラットフォーム



Twitterが提携するパブリッシャーのプラットフォームに広告が掲載されます。


こちらはTwitter内のプラットフォームに入稿した広告を転用しますので、個別にクリエイティブを作成する必要がありません。


フォロワー獲得広告



ターゲティングしたオーディエンスにアカウント自体をプロモーションする広告です。


画像・動画・カルーセルの3つのメディアをフォローカードに設定できます。メディアを設定していない場合は、「フォロー」というCTAボタンのみが表示されます。


■入稿規定

文字数:280文字以内(日本語全角の場合は140文字以内)。23文字分(すべて日本語の全角文字にした場合、12文字分)はリンクに使用されます。


Twitterテイクオーバー



タイムラインテイクオーバーは、1日の最初の広告として会話の一番上に表示されます。対応しているフォーマットは下記です。



  • 画像広告

  • 動画広告

  • カルーセル広告

  • Twitterライブ

  • カンバセーションボタンおよび投票つきのプロモ広告

  • ブランド絵文字

  • ブランド認知



トレンドテイクオーバー/トレンドテイクオーバープラスは、広告がトレンドに連動して表示されます。


■入稿規定

・トレンドに掲載するハッシュタグの文字数:

トレンドテイクオーバー:最大20文字

トレンドテイクオーバープラス:最大16文字(すべて日本語の場合は8文字)


・トレンドの説明文:

トレンドテイクオーバー:最大70文字(すべて日本語の全角文字にした場合は35文字)

トレンドテイクオーバープラス:最大30文字(すべて日本語の場合は15文字)


・ファイルタイプ:6秒ループ再生されるGIF画像、MP4または画像


・アスペクト比:16:9


Twitterライブ



ライブ配信を広告として拡散する方法です。


■入稿規定

動画ビットレート:9Mbps推奨(最大で12Mbps)


解像度:1280×720推奨(最大で1920×1080)


■イベントページを利用する場合の入稿規定

イベントページの説明:最大280文字(すべて日本語の全角文字にした場合は140文字)


イベントページでは特定の用語を含むツイートを収集して一覧表示できますが、対象となる用語は5つまで指定できます。用語の文字数の規定は公式サイトに記載はありませんが、トレンドテイクオーバーでは最大20文字という指定があることから、この20文字以内はひとつの基準になりそうです。


Twitter Amplify



パブリッシャーの動画コンテンツにプレロール動画として広告が配信されます。


■入稿規定

ファイルサイズ:最大1GB


動画の長さ:15秒以内が推奨。最長2分20秒


動画アスペクト比:1:1を推奨


推奨サイズ:1200×1200


拡散されるツイート文のポイント


情報や広告といった“広告らしさ”をなくし、悩みや思いを共有できるユーザー目線のツイート文が拡散されやすい傾向があります。広告の反応を見ながら、定期的に見直すことをおすすめします。


以下で具体的に、ツイートを作成するうえで気をつけたいポイントを4つご紹介します。


一瞬で「共感」を得られる言葉を最初に持ってくる


ユーザーが何気なく考えているような物事をツイート文で表現することで共感を得やすくなります。


例えば、旅行会社が提供しているアプリからのつぶやきで「急な出張や旅行は航空券が高いとあきらめていませんか?」と発信されたとします。


思いつきでいきなり旅行をしたいと思い立ったが、航空券が高いがために旅行を思いとどまっている人にとって共感しやすく、航空料金を確認したくなるような気持ちになるかと思います。


ここでいう「思いつきで旅行をしたい人」といった明確なターゲットがあると、ユーザーが自分事化しやすい文言を考えやすくなります。効果的なツイート文を作るためにも、ターゲットユーザーを明確にし、適したアプローチを考えましょう。


ターゲットにとってのメリットを伝える


あるコンテンツ提供会社の広告ツイートで「映画やTV番組が見放題」「100万曲以上が聴き放題」といったものがあるとします。この場合、「見放題」「聴き放題」であることや、動画数/曲数が多いことをメリットとして伝えられます。具体的な数や実績、価値などを示すことでユーザーが興味を示す機会を増やすことができます。


具体的なアクションを促す


Twitter広告の効果を最大化するためには、メリットを伝えるだけでは不十分。「何をすればそのメリットを享受できるのかが明確に分かる」一言が必要です。


前述のコンテンツ提供会社であれば、例えば「1分で完了!30日間無料お試しはこちらから登録!」などの文言が有効でしょう。短時間、無料で登録できるならユーザーにとってのハードルも低く、アクションを促せるでしょう。


記号は使い方に気をつけて


プロモツイートを行う上で、より広告効果を高めることができる表現や記号の使い方もあります。例えば、ツイート文の中にいろいろなマークを使うことで、目に止まりやすくなります。硬い文章をやわらかく見せるために「★」やハートマークを使うことでも、効果は変わってきます。


しかしながら「!!」などの過剰な表現は嫌われることもあるので、多用しすぎには注意しましょう。


7. Twitter広告の事例・効果


Twitterの広告商品を活用し、効果を上げた企業の事例をご紹介します。


参考:

https://marketing.twitter.com/apac/ja/success-stories.html


事例1:シャウエッセン(@schauessen_nh)



おなじみ日本ハムのロングセラーブランド「シャウエッセン」のアカウント。


35年間ボイル調理を推奨し、電子レンジでの調理を禁止してきた同ブランドですが、若年層の顧客を獲得すべく、手軽なレンジ調理を解禁することに。その際にTwitterアカウントの開設と同時に実施した広告キャンペーンが、認知拡大や売上に貢献しました。


シャウエッセンが「手のひらを返す」というキャッチコピーとともに展開したキャンペーンは新しくて斬新な話題が盛り上がりやすいTwitterと相性が良く、新製品に関するツイートは広く拡散されることに。


有名人にも拡散され、売上が二桁近い伸長となりました。


「#シャウエッセンの日」(パリッとで8月10日)などの話題にのぼりやすいハッシュタグや、それにちなんだフォロー&リツイートキャンペーンを効果的に活用しているところもシャウエッセンのTwitterアカウントの特徴で、継続的に話題を作り続けています。


 




新商品のプロモーションの際には、発売日当日に公開される動画に向けてのカウントダウンツイートで告知し、親しみやすいユーモアを交えた内容と本格的なクリエイティブでユーザーの興味を誘っています。


 




 




事例2:東京感動線(@tokyo_moving_o)



こちらはJR東日本が運営する、特に山手線やその周辺地域の情報を発信するアカウントです。


山手線の各駅の魅力や季節の様子、それぞれの駅にまつわるストーリーを紹介しています。


Instagramも併用したハッシュタグ企画を広告キャンペーンとオーガニックでの告知含めて実施したところ、ユーザーによる投稿は70件以上、キャンペーン開始後のフォロワーが5000人増と、アカウントの認知が高まる結果となりました。


 




事例3:Stella Artois Korea(@ StellaArtois_kr)



ベルギービールのメーカーStella Artoisの韓国法人アカウント、Stella Artois Korea(ステラアルトワ・コリア)は、時代に合わせたコンテンツや自社商品の提案が非常に上手な事例です。


新型コロナウイルス感染症の発生に伴い、当時多くの農家が育てた作物を消費者に届けることができず苦しんでいました。Twitter上でこうした農家をサポートする動きがトレンドになっていることに注目し、同アカウントは自社のビールとセットにしてマッシュポテトやフライドポテトのレシピをユーザーに紹介するツイートを発信し、心が温まると話題になりました。


 




 




さらに、人々が新型コロナウイルスの終息を待ち焦がれ、大切な家族や友人との再会を夢見る中で、「Stella Reunion(Stellaで再会)」キャンペーンを立ち上げ。ユーザーは自身のストーリーやみんなと会いたい気持ちを共有するようになりました。


 




結果的にこれらのイベントは地域のビジネスと現地の消費者をつなげる大きな活性剤となり、1,670万インプレッション、42万5,000エンゲージメント、ブランドキャンペーン関連の会話が440%増加、そしてStella Atrois Koreaとそのキャンペーンに対するポジティブな反応が97%という成果につながりました。


事例4:楽天モバイル(@Rakuten_Mobile)



格安スマホとして認知度の高かった楽天モバイルは、2020年4月に自社回線による携帯キャリアサービスを本格的に開始。その発表時に実施したTwitterでのライブ配信を活用したキャンペーンが、大きな話題となりました。


メディア向けの発表会をTwitterでもライブ配信し、配信前後のアプローチもあわせてキャンペーンとして設計。


発表前の「フェーズ1」では、投票付きツイートやカンバセーションボタン付きの画像広告で、配信への関心を高めました。




また、特定のツイートにいいねorリツイートしたユーザーに対して、(ツイート内で告知した上で)日時のリマインド送信。ライブ配信への参加を促しました。



ライブ当日の「フェーズ2」ではライブ配信を広告で拡散。配信フォーマットはより消費者の会話が生まれるように、関連ツイートの内容が見やすいイベントページ型のライブフォーマットを採用しました。



そして公開後の「フェーズ3」では、ライブを観られなかった人に対してのアーカイブ配信だけでなく、メディアとコラボレーションしてダイジェスト版の動画を広告として配信することで、さらに情報が拡散されるように設計しました。



キャンペーンの効果は、発表前日までのエンゲージメント率が目標値と比較して355%増、配信当日は110万ユニークビューワーの視聴者数を獲得し、楽天モバイル発信のワードが複数トレンド入りを果たしました。契約意向も広告非接触者と比べて2倍と非常にポジティブな結果になりました。


画像引用元:https://marketing.twitter.com/ja/success-stories/rakuten-mobile


8. まとめ


消費行動の活発な若いユーザーが多く、リーズナブルなクリック単価が魅力のTwitter広告ですが、より効果的な広告にするためには、リアルタイム性や盛り上がりを求めるユーザー特性を上手く利用した施策が必要だといえます。


最適な広告を出稿できれば、単なるブランド認知度向上だけでなく、感度の高いユーザーの商品・サービスの購買や契約を促せます。ぜひ検討してみてください。


ガイアックスでは、豊富な実績と最新情報に基づいて広告配信をすることで、広告効果を最大化しています。また、Twitter上でのキャンペーンと連動した広告配信など幅広いソリューションを提供しています。

Twitter広告の出稿を検討している方はぜひお気軽にご相談ください。


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